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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『神々と男たち』

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公式サイト
2010年 フランス
上映時間 120分 
監督 グザヴィエ・ボーヴォワ

さよならを

言わなければならない時に

──ともに生きる



1996年にアルジェリアで起きた武装イスラム集団によるフランス人修道士誘拐・殺害事件の映画化。

昨年公開された時は見逃したが、今回よく行くシネコンで、会員料金¥500、1週間限定でのリバイバル。
いくら旧作とは言え、これほどの作品を500円で観てしまっていいのだろうか...
と思うほど素晴らしい作品だった。ユナイテッドシネマさん、本当にありがとう。


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理想と現実の間で苦悩し、議論を重ね、全員一致で留まることを決断する場面も感動的。

作品の中で流れる音楽は、1曲を除き彼らの歌う聖歌のみ。
その美しいハーモニーには、たとえ信者でなくとも心が洗われる。
特に歌手でもあるランベール・ウィルソン演じるクリスチャンの澄んだ歌声が素晴らしい。

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ヘリの轟音の中で歌われる聖歌の何と荘厳なことか。


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最後の晩餐での「白鳥の湖」は、これまで聴いたどの「白鳥の湖」より深く心に沁みた。


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<満足度> ★★★★★
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by hasikkoami | 2012-02-27 08:56 | 映画館 | Comments(4)
Commented by サンオブSk at 2012-05-28 02:26 x
先日は励ましのコメントをくださり、どうもありがとうございました!しかし古めの記事への感想すみません(汗) 先週この映画をテレビの番組表で見つけて、amiさんが感想書かれていたのを思い出し、興味があったのでWOWOWで観てみました。
本当に、信者ではない自分でも感動しました。本当は感動というには複雑すぎる思いで観終わったのですが、彼らの行動には間違いなく心打たれました。
前にキリスト教理解のための易しい本など読んでみたことがありますが、やはりどうも頭に入って来ませんでした。しかしこの映画を観て、宗教というものを威圧的でない形で自然に感じられて、ああ観て良かったな…と思いました。
Commented by hasikkoami at 2012-05-29 08:37
★サンオブSk さん、
こんな古めの記事(笑)を覚えていて下さって、こちらこそありがとうございます^^

>感動というには複雑すぎる思いで観終わった
単純に感動と言う言葉では言い表せない思いがありますよね。

実は私は、一神教についてどちらかと言うと否定的な考えを持っている方なのですが
それを超えて彼らの行動には心を揺さぶられましたし
これまで食わず嫌いだった「信仰」について、考える機会を与えてもらいました。
本当に素晴らしい作品だと思います。

これから本格的に暑くなるでしょうから、サンオブSkさんもどうかご自愛くださいね。
Commented by サンオブSk at 2012-05-30 02:54 x
僕もSF映画・本がよく触れるメインジャンルなことと、15歳くらいの時になまじニーチェを好きになったせいで、一神教なんてものは…と考えていた時期がありましたが、色々なものに触れていくうちに宗教はどう必要なのか、宗教と人間の関係が今後どうなっていくのか等、少し考えるようになり…この映画で一つ壁が壊れました。
なので改めて、この映画を観て感じたことが少しamiさんと似ていると思いました。
amiさんのおかげで、この作品を観ることが出来たのでとても感謝しています!

体調へのお気遣いどうもありがとうございます。節電もあってまた厳しい夏になりそうですが、amiさんもどうか体調崩さぬよう、お気をつけください。
Commented by hasikkoami at 2012-05-31 09:34
★サンオブSkさん、
科学と宗教って私には相反するもののような気がするのですが、
キリスト教圏のSF映画や小説には神の存在を扱ったものが多いですよね。
やはりそれだけ神の存在が身近だと言う事なのでしょうか。

ニーチェについては恥ずかしながらきちんと読んだことがないのですが
以前幾つかの宗教の教えを表面だけなぞった時、仏陀の教えが私には一番しっくりきたので、この作品を観て感じたことの共通点はそういうところにもあるのかもしれませんね。

それから私の方こそ健康面でのお気遣いありがとうございます。
出産以外で入院したことがない健康だけが取り得の私ですのでその点は心配無用です^^
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