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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「王国」

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中村 文則【著】
河出書房新社 (2011/10/30 出版)

組織によって選ばれた、利用価値のある社会的要人の弱みを
人工的に作ること、それがユリカの「仕事」だった。
ある日、彼女は駅の人ごみの中で見知らぬ男から突然忠告を受ける…。


2009年出版「掏摸」の兄妹編。ちゃんと装丁も対になっている。
そしてその装丁から分かる様に今回の主人公は女性。
彼女が男性を見る時、まず手(指)を見るあたりは
そうそう、女は手(指)が気になるんだよね~中村さん、なかなか分かってる(笑)と思ったが
その後は男性が考える「女」の枠を出ることが無かったのは残念。

「掏摸」は全体的にフィルム・ノワール的な雰囲気が素敵だったけれど
今回は前半その名残はあるものの、木崎が出てくるとむしろVシネマ風?
木崎がパワーアップし過ぎて、何かもう人間じゃないみたいになってるよ(苦笑)

面白かったことは確かだけれど、残念ながら「掏摸」程ではなかった。
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by hasikkoami | 2012-02-06 22:13 | 図書館 | Comments(0)
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