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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「最終目的地」

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ピーター・キャメロン【著】 岩本 正恵【訳】
新潮社 (2009/04/30 出版)

南米ウルグアイの人里離れた邸宅に暮らす、自殺した作家の縁者たち。
作家の伝記を執筆するためにやってきた大学院生が、
その眠るような暮らしに波紋を投げかける−。


440ページとそこそこの長編だが、滑らかで優雅な文章に誘われるようにあっという間に読み終えた。

自殺した作家の、妻、愛人とその娘、兄とその恋人
静かな湖の様に凪いだ彼らの生活に投げ込まれた小石のような大学院生
彼が起こしたさざ波はやがて湖全体に広がって行く

上質な舞台劇のように軽やかな登場人物たちの会話
細やかな心理描写と美しい情景描写
溜息が漏れるほど鮮やかなラスト

何もかもがうっとりとするほど素敵だった。
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by hasikkoami | 2012-01-07 11:26 | 図書館 | Comments(2)
Commented by ryomom at 2012-01-07 20:29
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

新しい年になってようやく1週間ですが、もう2冊目とは!素晴らしいスピード、時間を作るのがお上手ですね。
私は昨年末に読み出した本がようやく下巻に突入です(笑)

今年もこちらで紹介された本や映画、参考にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
Commented by hasikkoami at 2012-01-08 08:40
★ばーちゃんさん、
おめでとうございます。

毎年年末年始は、TV.PCを夫と子供に独占されてひたすら読書、なのです(笑)
それに今年は新年早々当たりの本が続いて読書熱に拍車がかかりそうです^^
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