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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「ソーラー」

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イアン・マキューアン【著】 村松 潔【訳】
新潮社 (2011/08/25 出版)

同僚の発明を横取りしてひと儲けを企む、狡猾で好色なノーベル賞科学者。
彼の人生にもやがて暗雲が…。ひとりの男の人生の悲哀とともに、
現代社会の矛盾と滑稽さを容赦なく描き切る。


イアン・マキューアンは「贖罪」「土曜日」「初夜」と
最近の3作品しか読んでないけれど、今作はその3作品とはあまりにも趣が違う。
まず装丁からしてマキューアンぽくない、と言うかクレストブックスぽくない。

主人公のビアードは頭は良いもののチビ・デブ・ハゲの五十男。
性格は自己中心的で狡猾。根っからの女好きで浮気は数知れず5回の離婚歴がある。
そんな食欲と性欲が服を着ているような男なのに不思議と親近感が湧いてきたり
話の展開も、えー!ここで殺人事件!?でもってあっさりスルーなの!?とか
予測不能と言うかハチャメチャと言うか・・・
でもそのハチャメチャさにどんどん惹き込まれて行ってあのラスト・・・
ほんと、イアン・マキューアンって面白いわ。
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by hasikkoami | 2012-01-05 10:28 | 図書館 | Comments(0)
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