「幸福な生活」
百田 尚樹【著】
祥伝社 (2011/06/10 出版
素直に育った子供たち、理想的な妻。思い描いていたレールをそのまま歩き、順風満帆な人生を送っていたはずの男は…。表題作をはじめ、意外な結末が訪れる18話の掌編小説集。
どの作品も全て「最後の1行」がオチになっている全然“幸福じゃない”ブラックな話18編。
そしてその最後の1行は全てページを捲った1行目に書かれていて
途中で決して目に入ることがない、と言う徹底振り。
ただ初めの数編こそ「おお~!」となるものの
だんだん慣れてくるとほとんどオチが読めてしまうのは残念だった。
しかしそれはこの形態で一冊まとめた時点で仕方のないことかもしれない。
by hasikkoami
| 2011-10-18 08:37
| 図書館