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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「抱擁」

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辻原 登【著】
新潮社 (2009/12/20 出版)

2・26事件から間もない、昭和12年の東京。前田侯爵邸の小間使として働くことになった18歳の「わたし」は、5歳の令嬢・緑子の異変に気づく−。深遠な歴史と濃密な虚構が融け合う至高の物語。

先に読んだ作品が、ページ数ばかり多くても中身はスカスカだったのに対し
こちらは136項の中篇だけれど、とても濃厚で深い味わいが残る作品。
ラスト1行の衝撃に思わずもう一度初めから読み直すが
蝶の夢を見ていたのか、蝶が夢を見ていたのか・・・
まさしく胡蝶の夢のようなお話。
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by hasikkoami | 2010-03-01 20:42 | 図書館 | Comments(0)
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