「待ってる―橘屋草子」
あさの あつこ【著】
講談社 (2009/02/04 出版)
江戸・深川元町の料理茶屋「橘屋」に奉公する12歳のおふくは、美しく気丈な仲居頭・お多代の下で、女として、仕事人として成長していく。表題作を含め全7篇を収録した連作短編集。
あさのあつこさんって時代小説も書いてるんだね。
とか言いながら実は「バッテリー」すら読んだことない私^^;
やはり児童文学を書いてらっしゃるだけあってとても読みやすい。
それぞれ独立した話ながら全体を通せばおふくの成長物語としても読めるので
時代小説はちょっと・・・と言う人でもこれなら読めるんじゃないかな。
女はね、赤ん坊を背負うように、覚悟を背中に背負って生きてんのさ。
とさらりと言ってのける仲居頭のお多代がかっこいい。
by hasikkoami
| 2010-02-04 20:13
| 図書館