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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「鷺と雪」

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北村薫/著
文芸春秋 2009年04月
日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりとは? そして昭和11年2月、運命の響きが耳を撃つ−。令嬢と女性運転手が活躍する「ベッキーさん」シリーズ、完結。表題作を含め全3編収録。
第141回直木賞受賞作。


明るいラストが待ってないことは覚悟していた。
しかしこれほど切なく、心を揺さぶられることになろうとは・・・

シリーズが進むにつれベッキーさんの活躍が少なくなったのは
ファンとしては寂しかったけれど、それだけ英子が成長したと言うことでもあり
だからこそあの最後の一行に胸を抉られる思いだった。

真夏だというのに私の心の中には
冷たく美しい雪が降り積もるような静かな余韻が今も残っている。
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by hasikkoami | 2009-09-02 10:49 | 図書館 | Comments(0)
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