『サイドウェイズ』


公式サイト
2009年 日本
上映時間 123分
監督 チェリン・グラック


この男たち

抱きしめたくなるほど

情けない




2004年のアメリカ映画『サイドウェイ』のリメイク。
オリジナルはお気に入りの作品なので期待と不安が半分半分。

観る前は、監督もキャストもアメリカ人でオールアメリカロケなんて
それって日本映画なの?って思ったりもしたけど
ストーリーはオリジナルとほぼ同じながら
所々の和風アレンジのお陰か何処から見ても日本映画だった。
ただあまりに日本ぽすぎて
これならナパバレーじゃなくて山梨あたりでもよかったんじゃない?なんて思ったりもして(笑)

人生の折り返し点を過ぎた彼らの台詞は、同年代の私にぐっとくるものも多くて
軽く笑ってしみじみとできる、なかなか面白い作品だった。
ワインに例えるなら(もっとも全然詳しくないのであくまでもイメージ)
リメイク版はさらりと軽い口当たりのフルーティーなワインで
オリジナル版は、濃密で複雑で個性的なワイン、と言う感じ。
私は、ハチャメチャだけど深い味わいの残るオリジナルの方が好きだな。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-15 13:56 | 映画館 | Comments(0)

「秋の牢獄」


恒川光太郎/著
角川書店 2007年10月

女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。彼女は何のためにこの日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか−。表題作ほか全3編収録。


これは11月7日の水曜日の物語だ。

と言う書き出しで始まる表題作のページを開いたのは
偶然にも11月7日(水曜日ではないけれど)だった。
そんな不思議な縁を感じたこともあってか、凄く、凄くよかった。
しっとりと美しい文体と幻想的な物語は今の季節にぴったりで
ホラーなのに読んでいてとても心地良い。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-14 16:28 | 図書館 | Comments(0)

「静かにしなさい、でないと」


朝倉かすみ/著
集英社 2009年09月

子犬救出劇を自作自演する美少女、カード破産してもロハス生活を続けるカップル…。「わたし」という容れ物の限界に翻弄される人たちの哀しくも可笑しい自意識を描いた短篇集。


あまりにイタ過ぎる自意識過剰な女たち
でも女だったら多かれ少なかれ彼女たちの気持ちが分かるはず。
(私なんて分かりすぎて怖い・笑)
先に北村薫氏の作品を読んだから思うのかもしれないけれど
男が考える女の怖さなんて甘い甘い(笑)
やっぱり女の本当の怖さは女じゃなきゃわからないのかもね。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-14 16:26 | 図書館 | Comments(2)

「元気でいてよ、R2-D2。」


北村薫/著
集英社 2009年08月

取り返しのつかない、色んなこと。今までもいっぱいあったし、これからもいっぱいあるんだろう…。忘れられない苦い記憶や、知ってしまった笑顔の裏側を描く。表題作を含む全8編を収録。


北村氏、今回はお得意の日常の謎ものならぬ日常の恐怖ものってことらしい。

この本、前書きがずるい。
≪妊娠中の女の方は、『腹中の恐怖』を読まないで下さい≫
そんなこと言われたら妊娠中じゃなくても読みたくなるわよ(笑)
しかし実際はどれも怖いというほどではなくホラーとしては物足りない。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-14 16:24 | 図書館 | Comments(0)

『南極料理人』


公式サイト
2009年 日本
上映時間 125分
監督 沖田修一

平均気温マイナス54℃

日本との距離14,000㎞

究極の単身赴任!


あれ?ドームふじ基地には
確かペンギンはいないはずじゃ?(笑)

西村氏の原作エッセーは未読だけれど
以前「情熱大陸」で見た、現南極昭和基地調理担当である
篠原洋一さんのドキュメンタリーが興味深かったのでこの作品も楽しみにしていた。
当然のことながら「情熱大陸」とはかなり趣が違ったが
淡々とした笑いが思いっきりツボにハマって期待以上の面白さだった。

そうそう、作品中では評判今一つの伊勢海老フライですが
現地では好評だったようですよ(笑)
第50次日本南極地域観測隊 越冬隊員さんによるブログ


インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-06 10:28 | 映画館 | Comments(2)

「潰玉」


墨谷渉/著
文芸春秋 2009年09月

若い女性に急所を蹴られたい主人公・青木。倒錯した快感に溺れる男の性を緻密に描いた表題作ほか、「歓び組合」を併録。



地元紙に載っていた書評につられ読んではみたものの・・・
蹴られたい男がいて、蹴りたい女がいて・・・
彼らの間だけでその関係が完結しているのなら
それはそれで問題ないような気はするけれど・・・
う~ん・・・やっぱりわからん・・・^^;
私には文学への道はまだまだ遠いようだ・・・

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-06 10:22 | 図書館 | Comments(0)

大仏 大仏 大仏・・・

先週、京都奈良へ修学旅行に行った次男が、自分用に買ってきたお土産。

そりゃ「最低限(祖父母や家族用)のお土産を買ったら後は好きに使っていいよ」
とは言ったけどさ・・・
どんだけ大仏好きなんだ・・・^^;

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-03 12:49 | 雑記 | Comments(2)

『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』


公式サイト
2009年 日本
上映時間 114分
監督 根岸吉太郎

愛など信じたら すべてが消えてしまうと

男は恐れている

すべてを失ったあとに 残るのが愛だと

女は知っている



しっとりとした文芸作品だけれど暗くなく、適度なユーモアもあってとてもよかった。
原作の短編「ヴィヨンの妻」は未読だけれど
他にも幾つかの太宰作品が取り入れられているらしく
所々覚えのあるエピソードが出てきた。
万引きで捕まった佐知が言い訳(?)するシーンは
原作を読んだ時は正直「何を都合のいいことを・・・^^;」と思ったのだが
佐知が言うと妙にユーモラスでつい納得してしまった(笑)
それにこのシーンのお陰で、あんなダメダメ夫の大谷から離れない
佐知の気持ちもほんの少しだけど分かるような気がしたし・・・

実は特に観るつもりだったわけではなく
『3時10分、決断のとき』の上映時間の関係でハシゴしただけなのだが
思わぬ拾い物をした様で得した気分。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-02 21:59 | 映画館 | Comments(0)

『3時10分、決断のとき 』


公式サイト
2007年 アメリカ
上映時間 122分
監督 ジェームズ ・マンゴールド




心に秘めた生き様に

男は静かに命を懸ける





ラスト、あの土地に拘る理由を告白するダンと
それに答える形でウェイドがする告白に
彼らの間に芽生えた友情が見えてぐっとくるんだよなぁ・・・

誇りとか意地とか、「そんなものに命懸けるなんて馬鹿じゃないの」
と傍(女)から思われれば思われるほど男の美学は輝くものなのさ(笑)

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-11-02 21:56 | 映画館 | Comments(0)

映画@お茶の間鑑賞   <10月>

今月は10本。

More

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-31 21:45 | お茶の間鑑賞 | Comments(2)

「図地反転」


曽根圭介/著
講談社 2009年09月
地方都市で起きた幼女殺害事件。膨大な情報のなかから浮かび上がった1人の男。目撃証言、前歴、異様な言動。すべての要素が男をクロだと示している。捜査員たちは「最後の決め手」を欲していた−。社会心理ミステリー。


読み始めたらやめられなくなって一晩で読んでしまった。

だけど・・・

このラストはありなのか!?

確かに簡単に白黒つけられるような話じゃないかもしれないけれど

だからって これはありなのか!?

あまりのモヤモヤ感にますます睡眠時間が減ってしまったじゃないか^^;

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-21 10:01 | 図書館 | Comments(0)

「やんごとなき読者」


アラン・ベネット/〔著〕 市川恵里/訳
白水社 2009年03月

英国女王エリザベス二世、読書にハマる。おかげで公務はうわの空、側近たちは大あわて。やがて女王はみずから文章を書くようになり…。皮肉なユーモアとウィットたっぷりの「読書小説」。


巷での評判通りとても面白かった。
そして読書にのめり込んで行く女王に秘書が言う
「読書はともすると人を排除する」
「本を読むことは引きこもること」 
・・・にアタタ^^;
夕食後の一家団欒の時間
TVを見る男たちと1人本を読む私・・・時折話しかけられるとマジで
「うっとぉしぃなぁ、もぅ・・・」と思ってしまう冷たい母なので^^;

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-19 15:24 | 図書館 | Comments(0)

「逃亡者」


折原一/著
文芸春秋 2009年08月
交換殺人に乗り、知人の夫を殺した友竹智恵子は、警察の不手際で脱走に成功する。顔を変え、身分を偽り、日本全国を逃亡し続ける智恵子と、彼女を追いかける警察の執念。15年の時を経た時効の朝、驚くべき真実の扉が開く…。


これは福田和子事件のルポか?と思うほど智恵子のキャラクターが福田和子を彷彿とさせる。
(あくまでもワイドショーから受ける印象にすぎないが)
500ページと厚い本にもかかわらずスルスル読めたけど
後半のご都合主義な展開とどんでん返しは正直なんじゃそりゃ^^;
でも最後まで飽きずに読めたので面白かった、ということでしょうね。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-19 15:21 | 図書館 | Comments(4)

「世界の果て」


中村文則/著
文芸春秋 2009年05月

部屋に戻ると、見知らぬ犬が死んでいた…。「光というものは、混沌の先にある」といい、ほの暗さの快楽を表現する、若き「実存主義作家」の短篇小説集。表題作を含む全5篇を収録。


この人の作品て凄く暗いんだけど、真っ暗と言うわけじゃなくて
その先に微かな光が見えている気がするからついつい読んじゃうのかな。
帯の「ほの暗さの快楽」って言葉になるほどなぁ、と納得。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-19 15:14 | 図書館 | Comments(0)

能登・金沢


秋休みを利用して石川県に行ってきました。


More

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by hasikkoami | 2009-10-16 15:25 | 雑記 | Comments(2)

< 前のページ 次のページ >